HACCPに沿って⼯場を建設するためには、
⾷品の⽣産⼯程や⼯場の周辺環境を⼗分に把握し、
危険要因を事前に洗い出したうえで、
適切な設計や設備を整える必要があります。
とはいえ、⾷品⼯場建設は関わるメンバーも多く、
⼤変なプロジェクトです。
⾷品⼯場建設プロジェクトサポートサービス
「Food Archi(フードアーキ)」は
そんなプロジェクトリーダーをサポートするために
⽣まれました。
最適なプロセスで
食品工場を建設するために
Food ArchiはSAWAMURAが⽴ち上げた⾷品⼯場に特化した建設プロジェクトです。
SAWAMURAが誇る総合⼒と⾼い専⾨性。わたしたちだからこそ発揮できる強みとこだわりがあります。
Food Archiには⽇本HACCPトレーニングセンターの上級コーディネーターが在籍。HACCPの基本知識から⾷品⼯場企画ポイントまで、社内での定期的な教育を通じて⾷品⼯場建設プロジェクトに精通したスタッフを育成しています。
これによりプロジェクトにおいてソフト(運⽤)とハード(建築)のバランスを考慮したご提案を可能にしています。
⼯場の稼働後は施主様との反省会を実施し、提案内容の検証を⾏っています。
経験を踏まえた改善点のブラッシュアップや新たなアイデアの導⼊により、プロジェクトの品質向上を図っています。
Food Archiでは、建築プランの作成前に施主様の既存⼯場を⾒学させていただきます。スタッフの皆様へのヒアリングも⾏うことで現状を把握し、改善ポイントをプランに具体的に反映。また計画地へも赴き、効率的かつ環境に配慮した配置計画や、⼯場稼働後までを想定したご提案を⾏います。
はじめに既存の⼯場を⾒学させていただきます。
原料や機械の種類、配置、保管⽅法、および「モノ」の動線や物量
更⾐室、サニタリー、⼿洗い、および作業内容に関する「⼈」の動線
ドライエリア、ウェットエリア、上⽔‧排⽔処理に関わる「⽔」
温度管理、排熱処理、陽圧の調整に関する「空気」
7S、サニテーションの実施⽅法温度管理、排熱処理、陽圧の調整に
SOP(Standard Operating Procedures)、SSOP(Sanitation Standard Operating Procedures)、フローダイヤグラムの確認
経営者様や従業員の皆様にヒアリングを⾏い、現在の問題点や新⼯場への期待事項などを把握。その上で、エリアごとに必要な情報をプロット図に整理し、図⾯や⾒積もりを作成します。
既存⼯場⾒学の後、計画地の⾒学調査を実施します。
⾏政調査や協議
⼯場建設における法規制(建築基準法、都市計画法、消防法など)の想定や、インフラ(電気・⽔道・下⽔・ガス)の引き込み有無を確認し、⾏政調査や協議を致します。
造成・配置計画に必要な情報を
確認
道路幅員や乗り⼊れ⼝や敷地内⾞両動線敷地の⾼低差など、敷地の造成・配置計画に必要な情報を取得します。
建設後をイメージ
官⺠境界が明確であるか、隣地との視線が交錯しないか、⼯場建設後の排気や臭気が近隣住⺠や企業とのトラブルの原因にならないかなど、建設後のイメージを考慮します。
Food Archiではプロジェクトごとに、営業、設計、積算、工事の各セクションの精鋭メンバーで専門チームを構成します。
行政との打合せやHACCP認証コンサルタントとの協働など、全体を総合的に管理し、円滑にプロジェクトを進行します。
社内プロジェクトチーム
発⾜のススメ
食品工場建設では、ステークホルダー(機械納入業者、HACCP認証コンサルタント、保健所、組合など)との協調・協働が不可欠です。そのため、Food Archiでは、社内でプロジェクトチームを立ち上げることをおすすめしています。
メンバーは一般的に、「経営者」「製造・設備・品質管理」「営業」「総務・経理」など、各セクションの責任者で構成されます。
⾷品⼯場建設では多くの
ステークホルダーとの連携が必要
⾷品⼯場の場合、他の製造に⽐べて設備に関わる建築費⽤がかさむ傾向があります(冷凍・冷蔵庫、室温管理の空調機、断熱性の⾼い壁材、受⽔槽、浄化槽など)。そのため建設プロジェクトにおいては「運⽤」と「建物」のバランスが重要です。
Food Archiでは計画進⾏ごとに概算⾒積を作成し、お施主様にご確認いただくとともに、予算を考慮した費⽤対効果の⾼いご提案を⾏います。
⾷品⼯場では、突然のトラブルが発⽣すると製造がストップし、冷蔵庫機能が失われるなどの緊急事態が⽣じる可能性があります。Food Archiでは、こうした状況に迅速に対応できるよう、緊急時に対応可能な協⼒業者を選定し、⼯場稼働後もバックアップ可能な体制を整えています。
設計施⼯⼀貫⽅式で責任の範囲を明確にしています。またBIM(Building Information Modeling)を⽤いた図⾯作成で構造や設備などの情報をデータ化しています。これにより将来のラインの変更や改修⼯事が容易になり、効率的かつ迅速な対応が可能です。
また設計施工一貫方式はメンテナンス時にもスムーズな対応が可能です。
一般的な食品工場建設プロジェクトは、プロジェクトスタートから竣工まで約1~2年を要します。
そのため、しっかりとしたプロジェクト設計が重要です。
プロジェクト全体の
要素を把握する
食品製造で品質と安全性を確保するためには、慎重な計画、適切な技術導入、法的規制への遵守が欠かせません。
そのため食品工場建設プロジェクトは、複雑で多岐にわたる要素を組み合わせて進められるため、全容を把握しておくことが重要です。
適切な知識を持った
建設業者を選ぶ
食品工場でHACCPを導入する際には衛生管理計画の策定が必要です。その際に求められる一般衛生管理には、施設計画に大きく関わる項目もあるため、建設会社の食品工場に関する知識の有無が重要です。
HACCPや一般衛生管理を理解している建設会社なら、「HACCPを運用しやすい工場」を提案できる可能性が高いため、業者選定時においては重要な指標となります。
食品工場建設プロジェクトにおいて
よくある質問をまとめました。
食品工場建設は、土地要件や周辺環境、建設地の行政機関との調整など多くの要因を洗い出さなければなりません。土地探しや事業構想段階からご相談いただけるとプロジェクトの初期段階からそれらの要因を想定した提案が可能であり、事業の実現性が高まります。
計画地情報や規模、ご予算、希望操業日などのほか、フローダイヤグラムがあると建物プランの構成段階でスピーディに対応が可能です。また、既存工場のご見学の機会をいただけると、より精度の高いご提案が可能になります。
工場建設は、製造過程における「電気」「給排水」などの設備により大きく変動します。
加えて食品工場は食の安全性・品質を守るため、「空調」「冷蔵・冷凍庫」「排水設備」など、事業内容に応じて様々な費用項目が変動します。面談を経て、お客様の事業内容におけ「参考価格」はお伝えすることが可能ですが、実際に坪単価だけでのご判断は後々建築費の大きな差異発生の可能性がありますので注意が必要です。
弊社は認証機関ではありませんので認証については専門の企業様への依頼が一般的となっています。
ただ認証機関のご紹介は可能ですし、お客様との認証コンサルタントとコミュニケーションを取り、認証に資する建物設計をすることも可能ですのでまずはご相談ください。
認証工場の実績はあります。(JFS-B)
またスタッフにはFSSC22000や対米HACCP工場建設プロジェクトの経験者も在籍しておりますので、安心してご相談いただけます。
SAWAMURAでは、食品工場やその他工場建設に関する
ノウハウを提供するオウンドメディアを運営しています。
⾷品⼯場プロジェクト成功の秘訣を
こちらでも随時更新しています。